Rallye 9th anniversary presents " Goodbye Blue Monday "

■LIVE■
I am Robot and Proud (from US)
Miyauchi Yuri
number0
One Day Diary


近所のカフェ(徒歩5分)で夢のようなライブがありました。小さな小さなお店の中に簡易イスみたいのが敷き詰められていて途中腰が砕けそうになったけど、やさしくてあたたかい空気で満ち溢れた空間でした。Yuriさんのエレクトロなのにぬくもりのある音を聴いていると、なんだかとてもなつかしい気持ちになりました。まるで小さなときの思い出たちがぶわぁっと甦ってくるような感覚で。時々くすっと笑える映像ともリンクしていて、ゆるやかで心地のいい時間でした。そのあとの原田奈々さんという写真家のかたとの写真と音楽とのコラボはアコースティックな雰囲気でそれもまたすてきだったなあ。
夜11時を過ぎたころ、I am Robot and Proudテノリオンをくるくると手元で操って前のほうのお客さんに触らせてあげたり。音が流れた瞬間、たちまちそこには小さな宇宙が広がったような 果てしなく広く深い空間にいるような気分になりました。暗闇をしずかに照らす月の光のようにやわらかくてつめたくてつよい音。矛盾してるかなー ちょっとせつないようなさびしいような だけど誰かのぬくもりを感じるような、不思議な感覚にもなりました。とてもとても気持ちがよくて時間はあっという間に過ぎていってしまいました。5曲ぐらい、だったのかな。もっともっと聴いていたかったなあ。彼はとってもシャイな人ならしく会話らしい会話はなかったけど、1曲1曲終わるごとに「Thank You」とぽそっとささやく姿や、鳴り止まない拍手にはにかんだような笑顔を見せて恥ずかしげにそっと手を挙げた姿がとてつもなくキュートでした。
お店を出て肌寒い夜道を歩きながら空を見上げたら、それはそれはまぶしいくらいに輝く月と控えめに光る無数の星がとてもきれいで、彼の音はやっぱりこんな果てしない夜の闇のようだなあとぼんやりと思いながら家を目指しました。